【 農薬使用量の国際比較のアホらしさ 】
単位面積当たりの成分重量という値を国ごとに
比較したグラフから
日本は農薬大国、
日本の野菜は農薬まみれとか、
言うてる人います。
農家の敵です!!
これを検証します。
●マシン油乳剤95%
写真は、以前の私の勤務先で販売してた
「トモノール」成分はマシン油 95%
※いまは、別の会社で売ってます。
懐かしくて、ある方から借りてきました。
りんごなら16~24倍で、
春先なので300リットル/10アールと
して計算してみましょう。
※10アールは、1000平米です。
300÷16=18.75リットル
18.75L×95%=17.8L これが成分量。
油なので水より軽いわけですが、
面倒なので、
比重1として、17.8㎏としましょう。
●これとは、別に、成分量0.5%という農薬があります。
田んぼに、10アール3キロ散布します。
3000g×0.5%=15g 成分重量は15g
17.8㎏のほうは、有機JASでも使用が認められています。
17.8㎏と15gなら1000倍以上の重さの差があります。
重いほうが危険とか、
重いほうが残留値が大きいとか、
いうわけでもありません。
17.8kgは、果樹と桑だけの使用ですから、
野菜にかけるわけではありません。
15gのほうは、田んぼ以外にもいろんな作物にも
使えます。
こんな風に、2つの農薬調べるだけで、
重さで比較することのアホらしさが
わかります。
●重さで比較してどーなの?
こんな風に、2つの農薬調べるだけで、
重さで比較することのアホらしさが
わかります。
これを日本だけで4000種類という農薬の、
単位面積当たりの成分重量で、
国際比較して、
何の意味があるのでしょう?
●まとめ
・単位面積当たりの成分重量での比較は無意味である。
・重いほど毒性が強い、重いほど残留しやすい、わけではない。
・国により、地域により、作物により使う農薬が異なるので、
せめて、同じ作物での比較でないと意味がなりい。
・新宿駅の乗降客数が世界一、というのと同じ程度の、飲み会の話題である。
・だから犯罪率が高いとか、いうわけでもない。
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