生き物写真館

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【TBS報道特集】「ネオニコ系農薬 人への影響は」を見て その5 東京大学山室真澄教授の研究

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●東京大学 山室真澄教授の研究 ネオニコのせいで魚のえさが減った

山ノ内町の田んぼ
山ノ内町の田んぼ

宍道湖のワカサギやウナギが激減したのは、
ネオニコ系農薬が使用された1993年からで、
原因は、エサとなる動物プランクトンやエビ・カニも
減っているから。

●農薬工業会の反論

ネオニコ系農薬ではなく、
周辺環境のせいかもしれません。

1993年から1998年のネオニコ系農薬の島根県出荷量は
150㎏程度だから影響ない。

すでに調べてあるデータでは、この量なら影響ないハズ。

●山室教授の再反論ブログ

1993年、ネオニコ系農薬の島根県販売量は118kgで、
イミダクロプリド(商品名アドマイヤー)1種で
その年から影響出ている。

工業会のいう過去の試験検査結果は、
今回激減した動物プランクトンが対象になっていない。
 
英語の原著論文を読んでない、
あるいは英語の読めない工業会を
言葉は丁寧だが揶揄している。
 
日本語の本が出ているので、
それを読むように示唆している。

●上記から、私の意見

118kgだから影響ないハズというより、
118kgでも影響出たから、
山室教授の言い分を認めて
さらに調べを進めるべきと考えます。
 
この年はアドマイヤーだけなので、
この一事をもってネオニコ系農薬全体というべきでなない。
その後は、複数剤になっているが、
アドマイヤーが依然として使われているわけだから
原因はアドマイヤーだけかも。
 
宍道湖以外でも、同様の例があるはずなので、
調べるべき。
プランクトンの調査例はそうないと思うから、
93年を境に、漁獲量が減っている例なら、
各地の漁協にデータがあるだろう。

山ノ内町の田んぼ
山ノ内町の田んぼ

宍道湖と同じ汽水湖としては、
茨城県涸沼、静岡県浜名湖、田んぼの少ない北海道サロマ湖

一方、汽水湖ではないものの、周辺に農地があり、
漁業データの得られそうな湖として以下のところがあり、
これらを調べるのはそれほど時間も費用もかからないでしょう。
 
猪苗代湖、霞ケ浦、諏訪湖、琵琶湖

英語が読めない相手はバカだ、
みたいな言い方はすべきでない。
あくまで話の中身で議論すべきである。
 
私も英語は読めませんので、
彼女の日本語著書を買って読みましたが、
いろいろ指摘すべきことが出てきました。

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