生き物写真館

長野県山ノ内町、志賀高原、栃木県小山市、海外などで 出会った生き物を中心とした写真館です。 野鳥、昆虫、花、などの写真を撮影情報とともにお伝えします。 撮影テクニックやカメラについても書いてます。

信州の自然 撮影テクニック 野鳥撮影ノート

コンデジで野鳥を撮る 冬の使者ジョウビタキ

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ジョウビタキ 14cm スズメは14.5cm

学名:Phoenicurus auroreus

英名:Daurian Redstart

オス

志賀高原にトレッキングに行った帰り、

どこかできいたヒッヒッヒッという声がが

聞こえてきた。

声のする方向を見ると、いましたいました。

ジョウビタキのオスです。

オレンジ色のがからだに灰色の頭、

黒い顔、信州に来て初めての冬になりつつあるこの時期

こちらでは初めての出会いです。

とっさにカメラを構えて撮影したところ、

この1枚だけ撮れて、すぐに逃げて行ってしまいました。

ジョウビタキ オス 2016.11.3 湯田中温泉

ジョウビタキ オス 2016.11.3 長野県湯田中温泉

 

【撮影データ】

カメラ:FUJI FINEPIX F1000EXR(コンデジ)

空バックなので

絞り優先モードでプラス側に補正して撮っています。

露出補正:+2/3、F5.3、SS:1/180秒

野鳥撮影にはシャッター速度が1/800秒くらい必要と

いわれますが、コンデジで、1/180秒でも

このくらいに写ります。

 

こちらはメス

オスは鮮やかなオレンジ色が目立ちますが、

メスは極めて地味な感じで、全体ウグイス色のよごれたような

印象です。

でも、背中のほうの白い紋はメスもオスもあり、

別名、紋付き鳥ともよばます。
こちらは、別の日に、中野十三崖の天然記念物になっている

チョウゲンボウの繁殖地を見に行った帰り、

チョウゲンボウは空振りだったけど、

河原の雑草の間から、

またしても、ヒッヒッヒッという声がして、

主を探すとこのコがいました。

あれ、メスも鳴くんだっけ?

メスは鳴かないものとばかり思っておりました。
とりあえず、視野に入ったのでまず、1枚、

写真1、

ジョウビタキ メス 2016.11.14 長野県中野市

ジョウビタキ メス 2016.11.14 長野県中野市

 

2枚目は、もう少しズーム効かせて大きくして1枚、

特徴である背中の白い紋がうまく写りました。

写真2、

ジョウビタキ メス 2016.11.14 長野県中野市

ジョウビタキ メス 2016.11.14 長野県中野市

 

さらに、左側の草がごちゃごちゃしているので、

鳥を左側にして、右側をあけて1枚撮ってみました。

顔の黒いオスより、お目目のパッチリさがよく写りました。

こうすると、鳥がど真ん中に写っているさきほどの写真より

玄人っぽく見えませんか。

ただ、こうすると、この鳥の識別ポイントである背中の白い紋は

写りませんでした。

本日は、ずいぶん、サービスしてくれて、

色々撮らせてもらえましたが、

こういうことは、しょっちゅうあるわけではありません。

だからこそ、野鳥撮影が面白いのです。

なかなかうまくいきませんが、

うまくいったときはうれしいものです。

この鳥がやってくると、いよいよ信州も冬です。

すでに、高い山には雪が降っています。

スキー場開きもまもなくです。

写真3、

ジョウビタキ メス 2016.11.14 長野県中野市

ジョウビタキ メス 2016.11.14 長野県中野市

 

【撮影データ】

カメラ:FUJI FINEPIX F1000EXR(コンデジ)

こちらは空バックでは、ありませんが、

白い壁の建物がバックなので、

絞り優先モードでプラス側に補正して撮っています。

後で調べたら3枚とも、同じデータで撮影しています。

こちらも、1/800秒には全然及びませんが、

なんとか写っています。

写真1、

露出補正:+2/3、F5.3、SS:1/125秒
写真2、

露出補正:+2/3、F5.3、SS:1/125秒
写真3、

露出補正:+2/3、F5.3、SS:1/125秒

使用カメラについて

野鳥撮影にはレンズだけで100万円なんて、

つきあいきれない世界がありますが、

今回使っているコンデジFUJI FINEPIX F1000EXRは、

買った時の値段は1万円台でした。

いまは、製造中止となって中古しかなく、

プレミアム価格となって、2-3万円で売っています。

スズメ大の鳥がこれだけ撮れればまずまずと

思いませんか?

ただし、ほとんど同じ機能のF900EXRのほうが、

安いので、私としてはこれから買うならF900EXRをおすすめしています。

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まとめ

ジョウビタキ オス メス が信州にもやってきた。冬の到来です。

空バックや、白い壁をバックにする場合は、

絞り優先モードでプラス側に補正して撮るとよい。

オートだと鳥は真っ黒になります。

構図はド真ん中より、どちらかに寄せるとよい。

スズメ大の鳥ですが、コンデジのFUJI FINEPIX F1000EXRで、

SS:1/125秒程度でも、よく写る。

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