農薬使用量日本一?山ノ内町の豊かな自然
りんご面積多いと、農薬使用量多い
先日は、りんごと稲の栽培面積から、
山ノ内町はりんごが圧倒的に多いので、
農耕地の単位面積当たりの農薬使用量は多い、
日本一かもと述べました。
農耕地当たりの農薬使用量と、農耕地以外の広さ
ここで、冷静になって、各数値を拾ってみると
以下の通りです。
山ノ内町全体の面積は、
266平方キロメートルです。
稲84ha、りんご445ha、ぶどうも100haくらいあるし、
全部で農耕地が1000haとして計算してみると、
農耕地の割合は0.5%以下です。
その他99%以上は、
農薬とは無縁の山林原野、河川敷です。
名前のとおり、山ノ内、です。
なかでも標高1000m以上の高いところは、
いわゆる志賀高原で、畑はほぼありません。
亜高山帯、高山帯などで農薬関係ありません。
人の健康によいとされるフィトンチッドいっぱい。
農耕地のうち、りんごの面積が大きいため、
農耕地面積当たりの農薬使用量は多いかもしれませんが、
農耕地以外が99%を占めるので、
豊かな自然が保たれています。
山ノ内町の豊かな自然
世界で唯一の温泉に入る猿
猿、カモシカ、熊なども暮らせる豊かな自然。
137種を数える多数の野鳥、
高原しかいないチョウやトンボ、高山植物、
日本一標高の高いゲンジボタルの産地(天然記念物)など。
多数ある温泉。
毎日志賀高原から流れ出る清流、角間川、横湯川、
一緒になって夜間瀬川。
日本有数の豪雪地帯を含む雪質のよい志賀高原スキー場、
上信越高原国立公園、
日本で10カ所しかないユネスコエコパーク
農薬使用量(重さ)が多いと危険なのか?
農耕地面積当たりの農薬使用量(重さ)の大小だけで、
農薬まみれとか、農薬大国とかいうことの
無意味さが分かると思います。
農薬の毒性の強さ、作物残留量、などは、
使用量の重さとはほぼ関係ありません。
写真は、星川橋から見る志賀高原
この橋の上流、下流とも360度、
農耕地は視野にはいりません。 ↓↓↓
下流側を見ても農耕地は見えない。↓↓↓
農薬使用量日本一?山ノ内町の豊かな自然