生き物写真館

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信州の自然

りんご農薬の真実  農薬メーカー元社員が語る

2019/07/12

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結論

りんご農薬の真実 農薬メーカー元社員が語る
りんご農薬の真実 農薬メーカー元社員が語る

りんごに限らず農薬に関する情報には、

いい加減なものが非常に多いので、

農薬メーカー30年以上勤務の元社員の私から

正しい情報をお届けします。

結論:

りんごには、年間14回ほど農薬散布をします。(長野県基準)

残留農薬が心配な気もしますが、

抜き打ち検査では、

残留農薬は決められた基準値以下なので、

毎日食べても大丈夫、と私は思っています。

どうしても、専門的で、長いお話になりますので、

何回かに分けてお話しします。

いくら説明しても、やはり気持ち悪い、農薬は毒だ!

ヒコーキも落ちるから絶対乗らない、という考えも

アリありだと思います。

ほかの情報にもあたって、どうぞ、

ご自身でご判断ください。

実際にりんごに残る農薬

収穫前のりんご 長野県山ノ内町
収穫前のりんご 長野県山ノ内町

福岡市の食品衛生検査所のデータからの抜粋です。単位:ppm

数値に幅がある場合は、大きい数字を使用した。

農薬成分名果実全体果皮果肉残留基準
アセタミプリド0.112
クレソキシムメチル0.365
シハロトリン0.210.4
シフルトリン0.321
ジフルベンズロン0.040.395
トリフロキシストロビン0.030.353
ピラクロストロビン0.081
フェンプロパトリン0.130.695
ボスカリド0.040.312

リンゴの皮と実で残留農薬を比べたら 福岡市食品衛生検査所

176種類の農薬について調べて、検出したのが9種類です。

しかも、すべて皮からです。

果肉だけをとりあげると、残留農薬の検出はありませんでした。

要するに皮をむけば、ゼロ(検出限界以下)です。

果実全体からみると農薬の濃度は0.01ppm~0.13ppmです。

りんごにおける農薬ごとの残留基準値を一番右の列に書きましたが、

今回検出された値は、この基準値を大幅に下回っています(皮含め)。

ほかの自治体でもりんごに限らず、輸入オレンジなども含めて残留農薬検査をしており、ほとんど問題ありません。

ppmという単位の話

ppmは、割合の単位です。

パーセントは100分率ですが、

ppmは、100万分率です。

parts per million の略です。

1ppmは、1%の1万分の一です。

1㎏に対する1㎎、1,000㎏(1トン)に対する1gが、1ppmです。

りんご5キロ箱(約15個)200箱に、対する1グラムです。

りんご15個×200箱=3,000個に対する1個ではなく、1グラムが1ppmです。

0.01ppmは、さらにその100分の1です。

長さだと、1Kmに対する1mm、

重さなら1トン(1,000㎏)に対する1gが1ppm。

液体なら1,000リットルに対する1mlが1ppm。

1リットル牛乳1,000本に対して、1mlです。

おカネだと、100万円に対する1円が1ppm、です。

毎日一生食べてもいい量(ADI)より少ない

収穫したばかりのりんご ふじ 長野県山ノ内町
収穫したばかりのりんご ふじ 長野県山ノ内町

後ほど別の記事で説明予定ですが、一生毎日食べても影響のない量が、

農薬ごとにきまっていてADIといいますが、

その基準よりもうんと低いので問題ありません。

りんごだけでなく、他の作物や輸入オレンジなども

各自治体の保健所などで調べており、ほとんど問題ありません。

「残留農薬検査 りんご 東京都」など、と打ち込んで検索してみてください。

「ほとんど」というのは、たまに、基準を少しでも超えると、

出荷元まで連絡が行き、出荷前なら廃棄処分となります。

もう食べた後だ、ということもありますが、

ほんのちょっと超えただけというケースがほとんどなので、

まず、「直ちに影響がある」ことはありません。

一生毎日食べてもいい量を少し超えるだけなので、

実質、そんなにりんごを毎日、食べる人はいないから問題になりません。

だいたい、りんごの旬は9月から2月頃で、

夏場もスーパーにはならんでいますが、

年間通して、毎日1個りんご食べるなんてことは、まずないでしょう。

他の作物でも同じです。

作物ごと、農薬ごとに基準が決まっています。

基準超えるとどうなる? 

基準超え、出荷停止、回収の例  栃木のいちご

比較的最近では、2019年の1月に、

栃木県のいちごから、基準超えの農薬2種類が検出され

出荷停止、回収となりました。

県産いちごの残留農薬検査結果について  栃木県庁

この記事の最後のほうに書いてあります。

プロチオホスで基準値の10倍超えと報道されおり、

計算上は、

「プロチオホス」は、そのいちご3個、

「フルフェノクスロン」は、そのいちご176個を

食べると基準値超えとなりますが、

1日に176個食べる人はまずいないし、

3個のほうでも継続的に食べないと影響はないでしょう。

すでに9個食べてしまったという場合でも、
3日間休めばOKと私は思っています。

基準値は以下のとおりです。

プロチオホス 0.3ppm が10倍の3ppmとなっても、

これだけのさわぎになれば、

そのいちご3個を継続的に

食べることはないでしょう。

フルフェノクスロン 0.5ppm 。

このさわぎのあと、栃木県では一斉検査して、安全宣言しています。

まとめ

りんご農薬の散布機 スピードスプレイヤー
りんご農薬の散布機 スピードスプレイヤー

りんごは、農薬を14回ほど散布して栽培します。(長野県基準)

りんごの残留農薬は検査では検出されることもありますが、

いずれも基準値を大幅に下回っており、問題ないものと考えてます。

基準値超えの場合は、出荷停止や回収さわぎになる。

今後の予定

基準値そのものが信用できるの?

りんごの農薬散布の実態、その理由。

日本は農薬大国? 農薬会社や政府の陰謀?

がんやほかの病気が増えたのは農薬のせい?

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