志賀高原トレッキング まが玉の丘コースと池めぐりコース途中まで 2017.6.1(木)
2018/06/11
目次
はじめに
志賀高原にはトレッキングコースが
20ほど用意されています。
まが玉の丘コース、池めぐりコースとも
「探勝歩道」というランクで「中級・一般向け」
となっています。
それ以外は、「遊歩道:初級・ファミリーマート向け」と
「登山道:上級・健脚向け」というランクがあります。
ただ、これはあくまで、無雪期の話で、
残雪の多いこの時期は、歩道自体が雪で埋まっており、
実際の歩道でないところも歩かざるを得ない場合が
あったり、ぬかるみもひどかったりします。
コース概要
志賀高原観光協会の発行するトレッキングマップには
以下のように書いてあります。
まが玉の丘コース
全長2.8Km 所要時間約2時間 標高差約165m
信州大学により整備されたまが玉の丘まで
登って下る遊歩道。
長池湿原から巨石が点在する原生林のコース内を、
解説板で志賀高原の自然を学びながら
歩くことができます。
要するに信大自然教育園の中をのんびり歩く
感じですが、雪がたくさん残ってました。
実際に歩いたコースは以下のとおりです。
まが玉の丘コース:
信大自然教育園バス停~まが玉の丘往復
バス:信大自然教育園バス停~木戸池
池めぐりコース:雪のため四十八池で折り返し
木戸池~ひょうたん池~渋池~四十八池~
硯川バス停
徒歩:
硯川~木戸池
バス:
木戸池~蓮池~湯田中
6月というのに、まだまだ、
雪がいっぱいありました。
特に、池めぐりコースは雪が深く、
四十八池よりは先は危険と判断し
折り返してきました。
高校生の集団もスニーカーで歩いていましたが
雪で滑るし靴はぐしょ濡れでした。
登山靴とスパッツ着用がおすすめです。
再度、雪が融けた7月ころに行ってみたいものです。
2017年は特に雪が多かったようで、
6月中旬までトレッキング不可となっていました。
2018年は、雪それほどでもなく、6月2日には
残雪ありですが、歩行可となっています。
6月中はこちらの情報をチェックしてからお出かけください。
秋に行った池めぐりコースはこちらに書いてます。
志賀高原 大沼池を含む「池めぐりコース」と雑魚川源流「せせらぎコース」行ってきました。2016.11.1
地図
行動記録 コースタイム
※「629/640」は、629着、640発という意味です。
バスの時刻や運賃は変わっていることが
ありますので、
最新の情報をお確かめくださいね。
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湯田中発 600
バス
蓮池 629/640 乗り換え
信大自然教育園バス停着 643
徒歩
まが玉の丘 802/815
徒歩
長池 920
信大自然教育園バス停 1038
バス 230円
木戸池 1042 /1100
徒歩
ひょうたん池 1125/1145
徒歩
渋池 1200/1205
徒歩
四十八池 1250/1330
徒歩
硯川バス停 1425/1435
徒歩
木戸池 1457/1507
バス
98会館 1515
徒歩
蓮池 1601
バス
星川温泉 1631
かかったバス代
バス代 湯田中 ⇒信大自然教育園 900
信大自然教育園 ⇒木戸池 230
木戸池 ⇒98会館 300
蓮池 ⇒ 湯田中 840
合計 2,270円
バスの時刻や運賃は変わっていることが
ありますので、
最新の情報をお確かめくださいね。
写真集
湯田中駅から信大自然教育園バス停まで
長野電鉄湯田中駅を600に出発します。
奥志賀高原行きなので、途中蓮池で乗り換えます。
蓮池で、乗り換えるときに、
おカネはすべて払って、この乗り換え券を
もらう。
熊の湯・硯川方面行のバスに乗ります。
643には、信大自然教育園バス停に到着です。
天気はガスで、バス停前のダケカンバ林と
シラカンバ林も幻想的です。
少し黄色く見えるのがダケカンバ、白い幹はシラカンバ。
信大自然教育園のなか
今日は、このなかの左上、まが玉の丘まで
行ってみようと思います。
信大自然教育園の花
ミツバオウレン、ムラサキヤシオツツジ、
オオカメノキなどが迎えてくれます。
ガスがかかって、花々は濡れており
かえって生き生きしている感じがします。
ミツバオウレン
ムラサキヤシオツツジ
オオカメノキ
少し歩くと亜高山帯の針葉樹林に入り、
やや暗い森になってきます。
6月というのに、
まだ、たくさん雪が残っています。
木場(こば)の広場
さらに登っていくと
複数の木からなっているのか、
一本なのかわからないような
クロベの巨木が現れます。
クロベの巨木
ガスがまわりを囲み、
よけいに迫力を感じます。
クロベの巨木を過ぎると展望台に出るが
ガスが濃く、展望はききません。
その代わり、アズマシャクナゲが
きれいに咲いています。
アズマシャクナゲ
ふたご岩
ふたご岩という、
岩だか樹木だかわからないような
巨大な物体が出てきました。
動画は画面を大きくして
深山幽谷の雰囲気をぜひ
お楽しみください。
鳥の声は、ルリビタキです。
ぐるっとまわって、
ふたたび、ふたご岩に
たどり着きました。
たこ松
ふたご岩から
どんどん下っていくと
こんどは、岩をしっかりと抱きかかえたような
木がでてきた。
木の種類としてはコメツガなんだけど、
「たこ松」という名前のついた木が
現れた。
裏へ回ってみるとこんな感じです。
動画でも撮りました。
ぜひ、画面を大きくして迫力をお楽しみください。
ウグイス、メボソムシクイ、ヒガラの声がします。
実に長い年月をかけて
木が岩を抱え込んでいったのであろう
悠久の時間を想像してみると
人間の命や自分の人生の短さを感じます。
コヨウラクツツジ
ピンボケしちゃったけど、
果実のような花で、
コヨウラクツツジというらしい。
林床の花々
だんだん下って来ると雪のない地面には
やっと春の花が咲くスペースが出てきた。
エンレイソウ、ツクバネソウ、
マイヅルソウなどがでてきました。
エンレイソウ
マイヅルソウ
ツクバネソウ
霧の中の長池
長池に着いたのは
約1時間30分後の
920でした。
霧の中です。
長池で大休止をしてから
バスで木戸池に向かいます。
ミズバショウ
ミズバショウとショウジョウバカマが
一緒に咲いてます。
ショウジョウバカマ
マイヅルソウ
ふたたび、マイヅルソウです。
みられた野鳥
ヒガラ
胸の三角が特徴ですが、
すばしこいので、
なかなか写真に撮れません。
シジュウカラよりも、
速い調子で鳴きます。
まが玉の丘近くで撮影。
キビタキ
キビタキは、比較的、
信大自然教育園の入口の近くでよく見られました。
ルリビタキ
ルリビタキも一瞬だけ姿を見せたのに
ガスのせいか、ピントが合いませんでした。
声はずっと、聞こえていました。
メボソムシクイの声
ゼニトリ、ゼニトリといって聞こえるのが
メボソムシクイの声です。
エゾムシクイの声
ヒーツーキーと聞こえるのが
エゾムシクイの声です。
姿はなかなか見えません。
木戸池周辺の生き物 木戸池~渋池
信大自然教育園バス停からは
バスで4分で着きます。
自然探勝コースを歩いても30分くらいです。
マガモ
木戸池にいつもいる、
アイガモのようなマガモ
ダケカンバの葉っぱは、まだ出ていないが、
シラカンバだけは、先に新緑となる。
木戸池をあとにして、ひょうたん池~渋池に
むかいます。
途中には、以下のような生き物がみられました。
イタドリハムシ、シジュウカラ、
登山道にへばりつくようにイワナシの花が咲いています。
小さな白いスミレもありました。
イタドリハムシ
イワナシ
チシマウスバスミレ
シジュウカラ
木のてっぺんではシジュウカラが
鳴いています。
木戸池から30分ほど歩くと
静かなひょうたん池に着きます。
ひょうたん池
ここは、ホントに静かで
聞こえるのは野鳥の声のみ、
といった感じで
志賀高原のなかでも
お気に入りの場所のひとつです。
池のまわりには、ミズバショウが咲いています。
ひょうたん池からは、
ぐっと雪が深くなり、
雪解けのガスが森を多い、
神秘的というか
幻想的というか、
野鳥の声は聞こえるものの
静寂の世界が広がります、
ひょうたん池からは
15分程度で渋池に到着です。
渋池~四十八池
渋池~四十八池までは、
残雪というよりも
雪の道そのもので、
修学旅行で来ていた大勢の
高校生も歩いていたものの、
普通のスニーカーでは、
滑るすべる、
そして靴は濡れてぐちゃぐちゃに
なっておりました。
大木の根元にはこんなコケも生えており、
白一色の世界ばかりではありません。
四十八池
渋池から45分で
四十八池到着です。
ここから先は大沼池までは、
下りとなり、先ほどのような
雪道では危険と判断し、
今来た道を引き返します。
WEBサイトの情報でも、
まだ、コース歩行不可となっていましので。
帰りはひょうたん池を通らず、
硯川バス停に向かいます。
硯川~蓮池
バスはすぐにはなく、
木戸池まで国道沿いのコースを
歩いてみます。
20分ほどで木戸池に着き、
バスが来たところで
蓮池近くの
自然保護センターまで
バスに乗ります。
自然保護センターの前では
シラネアオイやムラサキヤシオツツジが
きれいに咲いていました。
自然保護センターでは、
今日、出会った花の写真を
見てもらって名前を
教えてもらいます。
だいたいの場所と花を見せれば
名前はわかるので
あとで自分で調べることを
思えば大変助かります。
最後までご覧いただきありがとうございます。
おしまい