志賀高原トレッキング 写真でたどる岩菅山、裏岩菅山登山コース 2017.7.31(月)高山植物とチョウが楽しい
2019/07/17
目次
はじめに
志賀高原観光協会のパンフ
志賀高原トレッキングマップには
以下のように書いてあります。
岩菅山登山コース
全長18.5Km 所要時間約6時間30分 標高差約700m
日本200名山の岩菅山は東館山起点と
アライタ沢起点の2コースがある本格的登山コース。
高山植物の楽園、
原生林の登山道、
眺望の抜群な稜線道を
抜け、
最後に急な上り坂を克服すると、
そこには周囲の山々を見下ろす大パノラマが
広がります。
20本ある志賀高原のトレッキングコースのなかで
最長の18.5Km、標高差も最大で700mあります。
コースガイドでは、
高天ヶ原バス停からサマーリフトに乗るか、
発哺温泉から東館山ゴンドラリフトに乗る、
ことになっていますが、
サマーリフトの始発が8:50と遅いため、
岩菅山だけでなく裏岩菅山まで
行こうとすると帰りがきつくなります。
なので、高天ヶ原バス停から
サマーリフトの動く前に高天ヶ原スキー場を
登って東館山高山植物園まで約1時間かかりましたが、
サマーリフトの8:50を待つよりも
早い時間に行動開始できます。
志賀高原の山では横手山が2307mと一番高いと
一般にはいわれています。
が、裏岩菅山は2,337mと横手山よりも
高いのです。
岩菅山は2,295mです。
観光協会のトレッキングマップでは、
岩菅山までしか
書いてありませんが、
岩菅山から1時間程度で裏岩菅山まで
行けますので、
せっかくなら裏岩菅山まで登るのを
おすすめします。
2000m級の稜線散歩は、きっと涼しいだろうと
思って行ってみたものの
ぜんぜんそんなことはなく、
岩菅山頂上付近も暑さ、湿気ともにあり、
とにかく暑い1日だったことが
印象に残っています。
そんなこんなで、
リフトやゴンドラ使わず、
裏岩菅山往復プラスで約2時間余裕を
見る必要がありました。
リフトやゴンドラ営業期間等について 2018年の場合
高天ヶ原サマーリフト営業期間
8月1日(水)~8月26日(日)
大人片道600円、子供片道300円
志賀高原リゾート開発(株)0269-34-2301・2041
東館山ゴンドラリフト 営業期間
6月2日~7月13日は、土日のみ営業。
7月14日(土)~8月26日(日)毎日営業。
8月27日~10月14日:土日祝のみ営業。
大人片道1,200円、子供片道600円
志賀高原リゾート開発(株)東館山ゴンドラ事業所
TEL 0269-34-2231
写真集
湯田中駅発
湯田中駅6:00発のバスに乗ります。
今日は月曜日なので、
湯田中駅前で朝市やってます。
土、日、月、近所の農家さんが新鮮な農産物や
加工品を販売しています。
高天ヶ原バス停には、39分で到着です。6:39
高天ヶ原バス停前のスキー場には
ヤナギランが咲いてました。
この時刻、リフトもゴンドラも動いてないので
スキー場を登ります。
けっこう草が生えていて、朝露いっぱいで
靴はすぐにぐしょ濡れです。
ニッコウキスゲ咲いてます。
名前のわからないガも飛んでます。
ヤナギランも咲いてます。
きれいなシジミチョウも飛んでます。
翅の裏が撮れなかったのですが、
高山蝶というわけでもなく、
どこにでもいるヤマトシジミのようです。
と思ってましたが、
翅の表の黒い部分からヒメシジミとわかりました。
東館山高山植物園 ニッコウキスゲ群落
1時間ほど登ると東館山高山植物園に着きます。
植物園といっても、柵もなく、入園料も不要で、
いっぱい花さいてます。
大沼池も見えます。
ちょうどニッコウキスゲの旬に
あたったようで、いろんな角度で
撮ることができました。
でもね、このニッコウキスゲ、
正式名称はゼンテイカというんだそうです。
最近まで知りませんでした。
キジカクシ目ススキノキ科キスゲ亜科ワスレナグサ属
青空と雲をバックに
深い緑をバックに
冬はスキー場となる斜面にも
ちょうど出てきたガスとともに
ハクサンフウロも咲いてます。
ひかりのごけの穴があったので
覗いてみます。
なんだかよくわからんが、
まんなかの緑がヒカリゴケみたい、です。
寺子屋スキー場めざして、
ニッコウキスゲの咲く木道を
いったん、下ります。気持ちいい~
縦位置のほうが雰囲気でてるかも。
ヒョウモンチョウの仲間も飛んできました。
この個体の翅裏は撮れませんでしたが、
ほかの個体の翅裏、表側の模様から
ウラギンヒョウモンのオスと判断しました。
いったん下りきったところから
少し上りになります。
寺子屋スキー場のリフト終点に近づくと
いよいよ岩菅山が見えてきました。
ニッコウキスゲに混じって
トリアシショウマも咲いています。
岩菅山登山口に着きました。8:05
高天ヶ原バス停から1時間20分ほどです。
20分程度で寺子屋山頂、
見通しはよくありません。
分岐点である金山沢頭に
到着です。
寺子屋山頂から10分程度です。
ここから、ノッキリ、
岩菅山山頂方面に向かいます。
稜線に入ると
いよいよ岩菅山が見えてきました。
これから歩く道も含めて
全体を見るとこんな感じです。
ウツボグサのような花も咲いています。
高山性のタテヤマウツボグサでしょうか。
クジャクチョウも出てきました。
いよいよ高原、高山の雰囲気です。
かわいいミヤマコゴメグサも咲いてます。
ヒナコゴメグサ、ヒメコゴメグサ、トガクシコゴメグサなど
似たような花もありますが、決めてが
よくわかりません。
ゴゼンタチバナの花も咲いてます。
高山植物の花見をしながら
歩いてノッキリに着きました。9:53
高天ヶ原バス停から約3時間。
ここからアライタ沢、一ノ瀬への道を分けます。
帰りに通ります。
おおきめの花、コオニユリも
見えてきました。
クルマユリかと思ったら、
クルマユリは、葉っぱが輪生するので、
これはコオニユリのようですね。
セリ科の白い花にはアサギマダラやってきました。
やはり、こういう大型のチョウを
見るのは嬉しいですね。
岩菅山 頂上 到着 10:29
岩菅山、頂上に着きました。10:29
高天ヶ原バス停から約3時間45分。
こんどはヒオドシチョウも登場です。
頂上にはキアゲハもけっこういましたが、
なかなか止まってくれず撮影できませんでした。
岩菅山頂上から、さらに裏岩菅山を目指します。
さっきのよりは、
きれいなゴゼンタチバナ。
リンドウの仲間もいっぱいあって、
むずかしいです。
タテヤマリンドウかなぁ?
裏岩菅山山頂
裏岩菅山に着きました。11:15
岩菅山から40分。
山頂付近に飛び出た木のてっぺんには
ノスリがいました。
コンデジながら、飛んでる姿も
なんとか撮れました。
裏岩菅山からみる焼額山です。
スキー場開発のため、
虎刈りのようになっています。
くるときにみかけたヒョウモンチョウの一種。
こんどは翅裏撮れたので、ウラギンヒョウモンオス、
とわかる。
裏岩菅山からみる岩菅山です。
岩菅山に戻って一服します。
岩菅山では、アカトンボが非常にたくさん
飛んでました。
その一匹、アキアカネです。
岩菅山から元来た道をもどり、
ノッキリから下りに入ります。
ヒメキマダラヒカゲや
赤っぽいベニイグチなどが
見られました。
マイヅルソウは、
花が終わって、果実になっています。
ノッキリから約55分で
アライタ沢出会いです。
きれいな水で顔と手を洗ってサッパリです。
アライタ沢からは、
上条用水路という水路沿いの気持ちいい道を
約1時間くだって、
一ノ瀬につきます。
名前のわからないガがけっこう飛んでました。
道は用水路沿いにずっと続く。
ブナの大木のある深い樹林帯の中を
ひたすら下る。
ダケカンバが出てくると終盤です。
一ノ瀬バス停に着いたのが
14:50で、
バスは15:45のため、
1時間ほど、濡れた靴下を干したりして、
ぼんやりできました。
実際の行動 休憩含むコースタイム
※「629/640」は、629着、640発という意味です。
バスの時刻や運賃は変わっていることが
ありますので、
最新の情報をお確かめくださいね。
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湯田中 600
バス 1,100円
高天ヶ原 639/645
リフト終点 725
東館山高山植物園 740
岩菅登山口 805
寺子屋リフト終点 820
休憩 933/943
ノッキリ 953/1000
岩菅山 1029/1035
裏岩菅山 1115/1140
岩菅山 1215/1230
ノッキリ 1250
休憩 1333/1338
アライタ沢 1345/1355
分岐 1412
一ノ瀬バス停 1450/1545
バス 1,100円
湯田中 1631
かかったバス代
湯田中⇒高天ヶ原 1,100円
一の瀬⇒湯田中 1,100円
合計 2,200円