生き物写真館

長野県山ノ内町、志賀高原、栃木県小山市、海外などで 出会った生き物を中心とした写真館です。 野鳥、昆虫、花、などの写真を撮影情報とともにお伝えします。 撮影テクニックやカメラについても書いてます。

カメラの話

野鳥撮影もできる高倍率薄型コンデジ比較 2018年前半 おすすめはFUJI FINEPIX F1000EXR

2018/07/26

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野鳥撮影もできる高倍率薄型コンデジのこの半年

野鳥撮影もできる薄型コンデジ比較の

2017年後半での記事を書いてから半年経つが、

その間に、新製品が出たわけではないので、

結論は、2017年後半と同じです。

このクラスの薄型コンデジは、

ほぼ出尽くした感じで

パナソニック DC-TZ90 が
2017年6月15日に
発売されてから、1年以上たちますが、
新規モデルの投入は各メーカーとも
ありません。

すなわち、

今、私が使っているFUJI FINEPIX F1000EXRが

一番おすすめです。

軽くてちっちゃいけど高性能な FUJI FINEPIX F1000EXR ↓↓↓

FUJI FINEPIX F1000EXR

FUJI FINEPIX F1000EXR

 

調べたメーカー、機種は以下のとおりです。

パナソニック DC-TZ90
パナソニック DMC-TZ85

ソニー DSC-HX90V
ソニー DSC-HX60V

ニコン A900

キヤノン SX730HS
キヤノン SX720HS

フジ F900EXR
フジ F1000EXR

パナソニックのこちらのページには
パナソニックコンデジ比較数値

以下のポイントが大きな字で
わかりやすく書いてあります。

有効画素数
センサーサイズ
光学ズーム
焦点距離
本体重量、
ボディカラー

細かい字の仕様書をずっとたどらないと
重量さえわからないという
メーカーもありますので
これは、わかりやすくていいですね。

ボディカラーは、よしとして

これにくわえて、価格と

露出補正時の画面について

一覧にしてみました。

主要数値比較

メーカー 機種名 画素数 撮像素子 光学ズーム(倍) 焦点距離(mm) 重さ(g) 露出補正時の画面
パナソニック DC-TZ90 2030 1/2.3 30 24-720 322 狭くなる
パナソニック DMC-TZ85 1810 1/2.3 30 24-720 282 狭くなる
 
ソニー DSC-HX90V 1820 1/2.3 30 24-720 245 狭くなる
ソニー DSC-WX500 1820 1/2.3 30 24-720 236 狭くなる
 
ニコン A900 2029 1/2.3 35 24-840 299 狭くなる
キャノン SX730HS 2030 1/2.3 40 24-960 300 狭くならない
キャノン SX720HS 2030 1/2.3 40 24-960 270 狭くならない
FUJI F900EXR 1600 1/2 20 25-500 232 狭くならない
FUJI F1000EXR 1600 1/2 20 25-500 230 狭くならない

 

価格比較

価格は2018年7月18日、Amazon調べ

F900EXRの新品は、5万円以上、F1000EXRの新品は、なし。

両者ともメーカー製造中止のため。

メーカー 機種名 2018年7月18日
パナソニック DC-TZ90 37,800
パナソニック DMC-TZ85 28,980
ソニー DSC-HX90V 40,138
ソニー DSC-WX500 33,345
ニコン A900 27,150
キャノン SX730HS 35,880
キャノン SX720HS 26,458
FUJI F900EXR  (中古) 15,900
FUJI F1000EXR  (中古) 23,800

 

FUJI FINEPIX F1000EXRがおすすめの理由

理由は、以下のとおりです。

1、一番軽い。

230gという重さはズボンのポケットに入れたまんま

長時間(5時間~8時間)のトレッキングでも平気である。

いまなら、短パンのポケットに入れて歩いても気になりません。

2、露出補正時の画面が狭くならない

これは、何度も書いています。

オートのままでは、絶対にうまくいきませんから

私の場合、絞り優先オートモードにして

露出補正をしながら何枚も撮影します。

今回、調べたなかでは、フジ以外では、

キヤノンのSX-730HS、SX-720HSだけが狭くなりません。

ほかの機種は全部、露出補正画面にすると

上や横に太く黒いバーが出てきて画面が狭くなり、

作画構成上非常にじゃまです。

 

F1000EXRの露出補正画面 中央下に-2/3と出る ↓↓↓

F1000EXR 露出補正画面

F1000EXR 露出補正画面

 

ニコンA900 露出補正画面 ↓↓↓

上と右に黒いメモリなどが出て狭くなる。

黒い部分も面積としては撮影対象。

今回調べたパナソニック、ソニーの製品も同様に狭くなります。

A900露出補正時画面

A900露出補正時画面

露出補正のやり方(動画)

3、ピンと合わせの時間が0.05秒と最速

2014年発売ながらAFスピード、つまりピント合わせの

時間がこの中では最速です。

他のメーカーはそれよりずっと後から発売してますが、

F1000EXRより速いのはありません。

4、特に緑の発色がいい

これは、富士フィルムというメーカーが

依然としてフィルムという名前のとおり、

液晶の画面もきれいだし、撮影した画像もきれいです。

特に、私のよく撮る緑の発色は気に入っています。

他の製品は、家電屋さんの店頭で見ているだけですが、

液晶の色自体がなんとなくうすい色フィルムを

かぶせたような色をしているように見えます。

緑の水面を撮る

F1000EXR F5.3 1/170 -1/3 絞り優先オートモード 丸池 ↓↓↓

丸池 2018.6.25

丸池 2018.6.25

 

F1000EXR F4.7 1/350 +1/3 絞り優先オートモード 一沼 ↓↓↓

一沼 2018.7.17

一沼 2018.7.17

 

iphone6と撮り比べ

チョウの黄色や葉っぱの緑の色がぜんぜん違う。

F1000EXR F3.5 1/85 -1/3 絞り優先オートモード ヒョウモンチョウ ↓↓↓

ヒョウモンチョウ@西館山 2018.7.17

ヒョウモンチョウ@西館山
2018.7.17

 

同じチョウをほぼ同じ時刻 iphone6 で撮影  ↓↓↓

ヒョウモンチョウ@西館山 2018.7.17

ヒョウモンチョウ@西館山
2018.7.17

 

F1000EXR F3.7 1/45 +1/3 絞り優先オートモード コヒョウモン↓↓↓

コキョウモン@焼額山 2018.7.12

コキョウモン@焼額山 2018.7.12

 

同じチョウをほぼ同じ時刻 iphone6 で撮影 ↓↓↓

コキョウモン@焼額山 2018.7.12

コキョウモン@焼額山 2018.7.12

5、ズーム倍率は一番低いが、満足

光学ズーム20倍、35㎜換算で720㎜で、

デジタル併用では68倍まで伸びます。

ただ、これ以上伸びても、野外での野鳥や昆虫の撮影は

被写体を探せないのでは、と思っています。

さらに、これ以上では手撮りでは無理で

三脚が必要な領域になりそうです。

私の撮影スタイルは歩きながら見つけた被写体を

手撮りで、なので三脚使用は向きません。

 

高い木の上のチョウを撮る

ズームほとんどいっぱいの68倍で撮影

F1000EXR  F5.3 1/210 -2/3 絞り優先オートモード ヒメキマダラヒカゲ ↓↓↓

ヒメキマダラヒカゲ @東館山 2018.7.17

ヒメキマダラヒカゲ @東館山 2018.7.17

 

10メートル以上離れた小鳥(ビンズイ)を撮る

F1000EXR  F5.3 1/150 +1・1/3 絞り優先オートモード ビンズイ ↓↓↓

ビンズイ@焼額山 2018.7.12

ビンズイ@焼額山 2018.7.12

6、画質について

有効画素数も、F1000EXRが1600万画素と一番低いものの

撮像素子は1/2なので、他の1/2.3よりは大きく

それほどの差はない、とみています。

実際、キャビネプリントやSNSの画像を

スマホやパソコンで見ている程度なら

ぜんぜん気になりません。

さきほどの、高い木の上のチョウは、

デジタルズームいっぱいの手撮り撮影

10メートル以上離れた小鳥も手撮り撮影で

このくらいの写りです。

7、F1000EXRとF900EXRの比較

ほとんど同じです。

F1000EXRにあって、F900EXRにない機能は
つぎの3点だけです。

1、Wi-Fiでのリモート操作、
離れたところからシャッター押せるなど

2、動画撮影時のAFや手ぶれ補正の強化

3、フラッシュ有無の写真を1回で撮影できること

ですから、この3つの機能にこだわらなければ

中古市場をみて、安いほうを買えばいいでしょう。

F900EXRの新品は、本日7月18日調べでは、

5万円以上もしました。

私の実際の使い方

現在、私はFUJIフィルムのFINEPIX F1000EXRを

使っており、非常に満足度の高いカメラだと

思っております。

特に、超望遠での野鳥撮影や昆虫撮影などに

重宝しております。

野鳥撮影の分野では、ネオ一眼とよばれるグループが

超望遠撮影可能で各メーカー力を入れているようで

人気が高いのも知っています。

ただ、私としては、できるだけコンパクトな薄型のコンデジ

野鳥はもちろん、昆虫、花、旅先での料理なども撮影対象なので

山歩きや旅行の間ずっとポケットに入れたまんまで

被写体が出てきたら即座に対応するには、やはり

ネオ一眼や一眼ではむずかしい場面が多くあります。

ネオ一眼や一眼をずっと首からぶらさげて

長時間歩くのはけっこう疲れます。

ガタイのでかいネオ一眼では、料理を前に

よっコラショとカメラを取り出すのは、

いかがなものかと思っています。

実は、昨日、志賀高原をトレッキングするのに

コンデジのF1000EXRと、

一眼のキャノンEOS60D+タムロンマクロ60㎜を

持って行ったのですが、

結局、一眼レフは一度も使わずにすんでしまいました。

ザックに入れたまんま一度も出さず、です。

もちろん、三脚構えてじっと被写体を

何時間でも待つ、というスタイルの方は、

重さや大きさはあまり気にならないかもしれません。

料理や時刻表の撮影などはスマホでも十分という

考え方もありますね。

 

まとめ

2018年7月現在、野鳥撮影もできる薄型コンデジについて

比較しました。

自分の使っているFUJI FINEPIX F1000EXR から

買い替える理由が見当たりません。

比較したなかでは倍率低いが十分である。

露出補正画面が狭くならない。軽くてコンパクトである。

緑の発色がいい。

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