生き物写真館

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農業f よもやま話

【TBS報道特集】「ネオニコ系農薬 人への影響は」を見て その8 ミツバチ失踪事件

2022/02/04

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山ノ内町の田んぼ
山ノ内町の田んぼ

7:06
●金沢大学山田敏郎名誉教授 ミツバチ失踪事件

低濃度ネオニコ⇒ハチの大量失踪
 
低濃度のネオニコ投与でミツバチ群れに影響あり
工業会は高濃度だから当たり前という
反論をしている。
いったいどっち?

1万円の旅館が高いか安いかは人によって異なるのに、
それぞれが高い安いと言っているだけに思える。
 
事実は、9000円より高く、1万1000円よりは安い、
それだけだ。
 
同じ1万円の旅館でも、年収300万の人と
年収1000万の人とでは、
受け取り方も違うだろう。

それで、番組よく見ると
画面では以下の実験区の写真が出るが、
ミツバチにどのように投与したのか、
番組内ではわからない。
 
DF 4000ppm、200ppm(ジノテフラン?)
CN 1600ppm、80ppm
FT 20000ppm、1000ppm

低い濃度でもミツバチの群れが帰れないという
実験結果を示す。
それぞれの農薬は、高濃度区と低濃度区での
実験がなされ、低い濃度でも、
群れが小さくなり無くなることが明らかになった。
そして、一番低い80ppmは、20000ppmに比べれば
低い濃度ではあるが、投与方法によっては、
80ppmでも高い濃度だと私は思います。
 
 
この点は、農薬工業会も指摘しており、
低濃度というのは言葉だけのことであり、
もともと致死量に当たるような量なので、
当たり前と主張する。

山田先生は英語の原著論文を示して、
再反論しているので、
概略だけ見ると花粉のエサに農薬を混ぜて
食べさせたようです。
80ppmはエサに混ぜる量としては高い濃度だと
私は思います。
 
 
毒ギョーザ事件では1万ppmというレベルで、
一口で吐き出すくらいです。
人間では、
0.01~5ppm程度が多い残留基準から見ると、
ミツバチで80ppmは多いと思います。
 
極めて不正確なたとえでいうと、
毎食事ごとに、
一升酒飲んでるくらいかな、と。

7:41
●養蜂家の事例
いつの間にかハチがいなくなるのは、
ネオニコのせい?

・農薬によるハチ被害年間50件ある(ものの)、
使用禁止されたネオニコはないとナレーション
 
年間3000人の交通死亡事故があるが、
クルマの使用禁止を唱える声は聞かない。
一時は、1万人超だったときも、
クルマの使用禁止を訴える声を私は聞いてない。
 
これは、クルマのメリット(ベネフィット)は
多くの人が理解している上、
メーカーは、
マスコミの広告主(スポンサー)でもあるからであろう。
 
農薬を使う農家の数はクルマの使用者より圧倒的に少ないため、
そのメリットがわからず、
すぐに禁止すればいいという発言につながる。
農薬会社は売り上げ小さいのでスポンサーにもほぼならないし。

何も対策しなくていい、
といいたいわけではありません。
農水省も少しはやってるし。

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