【 日の出の定義、知ってる? 】
はじめに
日の出時刻は、いま、スマホで簡単に確認できます。
ところが、東側に山々が壁となっているここ長野県山ノ内町では、
スマホの時刻から1時間くらい後からでないと、
直射日光は射しません。
以下に、その理由を書いてみます。
日の出の定義
太陽の上辺が地平線(または水平線)に一致する時刻、
これが日の出の定義です。
山ノ内町の日の出の実際
ところが、ここ山ノ内町では、役場が標高600メートル弱で、
東側に志賀高原の1500メートルくらいの山々が
壁になっており、明るくなっても太陽なかなか出てきませんよ。
例えば今日、4月24日の日の出を調べると
スマホでは5:01 となってますが、
写真のようにりんご畑に日が射し始めたこの写真を
撮ったのは5:41です。
手前の温泉街は、もっと後からです。
南側の景色、朝と夜の境 正面は槍ヶ岳 ↓↓↓
この日の、日の出時刻は、5:01であるが、この写真は5:41撮影 ↓↓↓
山ノ内町には、普通の感覚でいう水平線なんて
存在しないのです。
東側の景色、標高1500メートル級の志賀高原の山々が壁になっている。↓↓↓
日の出時刻計算は
日本中平面として、コンピュータで計算してるんだろうけど、
こういう山がちの場所では感覚的にまったくズレた数字になります。
栃木にいる頃は、筑波山の近くから出る日の出を
毎日のように写真撮ってました。
でも、この町来てからは、
山の端から太陽が上がるころには
白く小さくなっており、
真っ赤な大きな太陽は決して撮れないのです。
そんなハンデもあるけど、
いいとこもいっぱいあるので、
いいところを撮っていきます。
栃木県小山市からの筑波山 過去画像
撮影した年は異なりますが、1月1日から太陽は筑波山に
近くなってくるのがわかる。2016.1.1 ↓↓↓
2016.2.11 ↓↓↓
2013.2.23 ↓↓↓
以上のような写真は、山ノ内町にいたら、絶対に撮れないのです。
ただ、できないことを嘆くのでなく、
できることを楽しくやっていきたいところです。