栃木県小山市の昔のマイフィールド行ってみた 無残 2018.7.4
2018/07/10
夏の昆虫酒場は繁盛中?
栃木県小山市の昔通ったフィールドには
オオスズメバチ、カブトムシ、カシワマイマイ、
ノシメトンボ、アジサイの花など見られました。
途中から怪しくなってきた
森の一角から目隠しのフェンスがでてきます。
フェンスのなかは、立入禁止
社有地である宣言!!
社有地のなかで、おこっていること
公園の大木は、まだ生きてた
クスノキの大木
ケヤキの大木
この現状を見て、思うこと
このフィールドは、2012年から2016年3月まで
毎日のように通い散歩しながら
いろんな生き物や風景の写真を撮った場所です。
田んぼあり、果樹園あり、畑アリ、
池あり、雑木林あり、川あり、という
すぐれた環境で、日々登場する生き物や
農作物の移り変わりを見るのが楽しみでした。
そのなかの、雑木林地帯には、
池もあって、その池には毎年冬には
マガモ、カルガモ、コガモ、がやってきていました。
カワセミ、ダイサギ、カイツブリ、ウミウなども
不定期に登場していました。
クサガメを見たこともあります。
ナナフシを初めてみたのもこの池の近くです。
もちろん、夏にはカブトムシやスズメバチ、
珍しい模様の入ったルリタテハ(タテハチョウ科)を
見つけたのもの、その池の近くです。
ウシヅラヒゲナガゾウムシというけったいなゾウムシを
初めてみたのもこの森です。
春先にはアマドコロの大群落や、ウワミズザクラの花を
見るのも楽しみでした。
小山に帰るたびに、クルマで通りかかると
なんだか、フェンスで囲まれてて、
気にはなっておりましたので、
今回初めて、クルマま近くの公園に置き、
歩いて森まで行ってみました。
スズメバチやカブトムシのくる樹液の出るクヌギの木は
数本残っていたものの、
フェンスの向こう側には、
池はすっかりなくなって、
大きな木も切られたか抜かれたかで、
まっ平らになっており、
何台ものパワーショベルが
仕事をしておりました。
確かに、以前はKDDの寮だった誰も住んでいない
建物はゴーストタウンのようで治安も
よろしくない、という意見もありましょう。
すっかり、きれいになって、よかったね、
という状態になるのでしょうが、
もう少し緑を残しながらの宅地開発は、
できなかったのでしょうか。
せっかく、太く、大きくなった
さまざまな木がたくさんあったのに、
それを全部なくしてしまうなんて
あまりにももったいない話だと思います。
でも、そんな木を残しながらの宅地開発も
面倒でコストのかかる話なんでしょう。
新しくできた市民病院も近く、
市民病院に来た人たちも一服できるような
緑の森を残せなかったものか、
と非常に残念に思います。
KDDIの社有地なので、
KDDIのやることに誰も文句はいえない
のかもしれませんが、
その前の、たくさんの命をはぐくんできた
豊かな森を知っている者としては、
ホントに悲しい気持ちでいっぱいです。
木を切るのは一瞬ですが、
木が大きくなるには何十年とかかります。
あれだけの大きな木がたくさんある場所は
いくら社有地といえども、
もう公共の財産といってもいいくらいの
存在です。
宅地が整備されたあとには、アメリカ原産の
ハナミズキのような街路樹が植えられて、
一見緑は回復したかのようには、見えるかもしれません。
でも、以前のような多種多様な緑が
もたらす恩恵はもう二度と戻らないでしょう。
合掌。
水と緑と大地の町、小山市
生物多様性国家戦略にも理解ある小山市のはず、
なんだけどなぁ~
そのほかの、情報
少し離れてトマトの自販機見に行ったけど、
いまはいシーズンオフでお休み中。
田んぼ地帯の用水は、以前のままで
ダイサギや、その奥にアオサギもいた。
写真ないけど、キジも見たよ。
小山のガソリン、129円~139円。安っ!!
長野は154円です。