生き物写真館

長野県山ノ内町、志賀高原、栃木県小山市、海外などで 出会った生き物を中心とした写真館です。 野鳥、昆虫、花、などの写真を撮影情報とともにお伝えします。 撮影テクニックやカメラについても書いてます。

農業f よもやま話

食と農薬、無料勉強会やります

2022/04/16

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重曹の商品
重曹の商品

安心安全野菜の見分け方、お話し会しませんか?

この写真はすべて重曹です。
化学名、炭酸水素ナトリウムです。
 
 
同じ重曹が、(右上から時計回りに)
医薬品になったり、
食品添加物になったり、
お掃除用になったり、
農薬(殺菌剤)になったりします。
  
 
農薬になったとたんに危険になるわけでは
ありません。

食品添加物や農薬が嫌いでも、
 
なぜか重曹が好きな方も多いように
感じてます。
 
 
・重曹
・炭酸水素ナトリウム
・殺菌剤
・農薬
 
みな同じものです。
殺菌剤、農薬は役割名です。
 
 
農薬はすべて「毒物」ですという表明は、
間違いです。

同様に、
・ビタミンC、
・Lーアスコルビン酸
・酸化防止剤
・食品添加物
 
これもみんな、同じものです。
酸化防止剤も、食品添加物も役割名です。
それぞれ、言葉のイメージで考えがちです。

食品添加物:膨らし粉としての重曹
食品添加物:膨らし粉としての重曹

私は、農薬会社で30年以上働いていました。
他のメーカーの人も、
農協の人も、農家の人も、
行政の人も、
そこそこ真面目に仕事してると
思ってます。
 
 
自分たちの利益さえあれば、
世の中も作物もどーなったっていい、
なんて思っている人は一人もいない、
と思ってます。

農薬はなぜ高いのか

重曹の商品
重曹の商品

値段は右上から時計回りに、 
・医薬品重曹       500g 548円(110円)
・食品添加物(膨らし粉) 120g 106円( 88円)
・お掃除用      600g 217円( 36円)
・農薬       250g 935円(372円)
 ( )内は100g当たり価格
 
農薬だけが重曹80%ですが、
100g当たりの価格は一番高いですね。

医薬品が一番高いのかと思ったらそうではありませんね。

医薬品だから製造設備や人員も厳しい基準が
あると思いますが、
農薬のほうがお金がかかっているんでしょうね。

重曹成分の農薬、ハーモメイト水溶剤
重曹成分の農薬、ハーモメイト水溶剤

今の、法律上どの重曹商品を作物にかけても、
許されます。

農薬として特定農薬、特定防除資材として認められています。

農薬としての登録番号
農薬としての登録番号

ただ、農薬として登録番号を持っているのは、
左下の、ハーモメイト水溶剤だけです。
重曹としての量も80%なのに一番高い。
残り20%で、水によく溶けるように界面活性剤、増粘剤、
植物によく着くように 湿展剤などが配合されているためと思います。
安全性を審査するための試験研究費も入っているでしょう。

成分%の表示
成分%の表示

登録内容は、野菜類の灰色かび病、さび病、うどんこ病、
ホップの灰色かび病、うどんこ病、
ばらの灰色かび病、うどんこ病です。

野菜類というのはずいぶん広い範囲ですが、
代表的な作物での試験データがあるのでしょう。

ホップは、岩手県や山形県くらいしか栽培がされてませんので、
それぞれの試験場での試験がなされたものと
みられます。

使える作物や使用方法の表示
使える作物や使用方法の表示

1件の試験場試験には数十万円かかります。
一病害につき6例以上必要なので、
うどんこ病という文字列だけで百万円以上
かかっているといっていいでしょう。
さらに灰色かび病、も同じです。

ばらはばらでも、同様にかかっています。

重曹の場合は、食品添加物にもなるくらいだから、
作物残留試験はパスしてるかもしれませんが、
化学合成農薬の場合は、作物ごとに残留の有無を調べて、
収穫前何日、何倍で何回まで、と決まっていきます。

このように、裏のラベルに書くために、
相当なお金と時間がかかっているのです。

農薬取締法改正 2002年(平成14年)

重曹ならなんでも、植物の病害防除に使ってOKなんて、
乱暴な法律ができたのは、
この農薬ができた後からの話です。

2002年(平成14年)の農薬取締法改正からです。

それ以前は、無農薬栽培と言いながら、
農薬でない重曹を隠れて使っていた無農薬栽培農家も
この法律により、すべての重曹が特定農薬と
されてしまったので、無農薬栽培でなくなってしまうという状況が
発生しました。

このように、無農薬栽培を謳う農家の中には、
以前として、当然ながら農薬でない、いろんな安全性の未知な資材を
使用しているケースが後を絶ちません。

天然物だから安心安全と謳う資材もありますが、
ヘビ、キノコ、フグ、トリカブトなど天然物でも毒はいくらでも
あります。
天然物なら無毒、化学合成なら毒、という単純な話ではありません。

「農薬でない資材」の中には、調べたら農薬と同じ成分が
入っていたというケースも多くあり、
農水省から摘発を受けている例も多数あります。

医薬品としての重曹の効能
医薬品としての重曹の効能

 
冷静にお話できる方と
お話し会、勉強会したいと思います。
 
ご興味ある方は、
個別にメッセージください。

あるいは、こちらの公式ラインからでも
オッケーです。
うまいもん情報もお届けします。

https://lin.ee/bACUu08v

筆者の資格等

◆資格等
・毒物劇物取扱責任者
・長野県農薬管理指導士(もうすぐ合格証届く)
・農業高校教員免許
・農業改良普及員
・農学士
・調理師
・6次産業化プロデューサー

あるFacebookグループでのやり取り
(絡まれたと感じてます!)

Cさんのコメント

ハーモメイト水溶剤は有効成分の炭酸水素ナトリウムの濃度は80%です。
後の20%は天然物及び既存科学物質の油脂、界面活性剤とされています。
ハーモメイト水溶剤安全データシートより転載。

私の返信

Cさん、
その通り、本文に書いております 。

Cさんのコメント

本文には残り20%の成分の表記が無い上に、
あたかも全てが同じ成分と誤認する様な内容の本文だと思います。
モザイク無しの写真や商品名を載せるので有れば個々に内容の説明をしっかりとする必要がありますよ。
特に医薬品と一緒の様な表記(医薬品の様な効果を訴求する等)は薬機法(旧薬事法)に抵触する恐れがあると思いますよ。

私の返信

私の原文のどこが、「特に医薬品と一緒の様な表記(医薬品の様な効果を訴求する等)は薬機法(旧薬事法)に抵触する恐れがある」のでしょうか?
私は薬機法については、まだまだ、不勉強なので、具体的に教えていただけますでしょうか。

Cさんのコメント

Miyuki Sakurai さんのテキストコピーです。
**********************************************************************
【 安心安全野菜の見分け方、お話し会しませんか? 】
この写真はすべて重曹です。化学名、炭酸水素ナトリウムです。
同じ重曹が、
(右上から時計回りに)医薬品になったり、
食品添加物になったり、
お掃除用になったり、
農薬(殺菌剤)になったりします。

農薬になったとたんに危険になるわけではありません。
食品添加物や農薬が嫌いでも、
なぜか重曹が好きな方も多いように感じてます。

・重曹
・炭酸水素ナトリウム
・殺菌剤
・農薬みな同じものです。
殺菌剤、農薬は役割名です。

農薬はすべて「毒物」ですという表明は、間違いです。
私は、農薬会社で30年以上働いていました。
他のメーカーの人も、農協の人も、農家の人も、行政の人も、
そこそこ真面目に仕事してると思ってます。
自分たちの利益さえあれば、
世の中も作物もどーなったっていい、
なんて思っている人は一人もいない、と思ってます。

右上から時計回りに、

・医薬品重曹       500g 548円(110円)
・食品添加物(膨らし粉) 120g 106円( 88円)
・お掃除用  600g 217円( 36円)
・農薬  250g 935円(374円)※訂正しました。
 ( )内は100g当たり価格

農薬だけが重曹80%ですが、100g当たりの価格は一番高いですね。
冷静にお話できる方とお話し会、勉強会したいと思います。
ご興味ある方は、個別にメッセージください。
◆資格等
・毒物劇物取扱責任者・長野県農薬管理指導士(もうすぐ合格証届く)・農業高校教員免許・農業改良普及員・農学士

*********************************************************************

Miyuki Sakuraiさん、貴公が投稿された文章の中には度々『同じ』『同じ重曹』『みな同じもの』と言う文字も含まれています。
また、ご自身の資格まで書かれています。
もしよければ、独立行政法人 農林水産消費安全技術センターに農薬登録している重曹を使用した商品(例:ハーモメイト水溶剤)と登録していない重曹を使用した商品(例:日本薬局方炭酸水素ナトリウム)は同じか、その他掲載されている写真の商品の確認をさせていただければと思います。

私の返信

Cさん、なるほどー、ご指摘ありがとうございます。
最初の「同じ」は、成分としての重曹(炭酸水素ナトリウム)のこと、
「みな同じもの」は、農薬の中の殺菌剤の成分炭酸水素ナトリウム、別名重曹という意味です。
商品名ハーモメイト水溶剤(農薬)と、
医薬品の重曹とが商品として同じと読める、ということですね。
あるいは、農薬の成分としての炭酸水素ナトリウムと
医薬品の成分としての炭酸水素ナトリウムは、
違うということなんでしょうか?
そうだとすれば、違う言葉を考案しないといけませんね。
Cさんが確認してくださるんでしょうか?
4つの商品は異なるけど、成分は同じ(農薬は80%)という意味で書きましたが、商品も同じと読めるということですね。
以後、気を付けます。

Cさんのコメント

ハーモメイト水溶剤の内容分の20%には油脂、界面活性剤が入っています。
其のため、日本薬局方炭酸水素ナトリウムとは商品として別物になります。
また、日本薬局方炭酸水素ナトリウムは薬機法に基づいての表記になりますし、ハーモメイト水溶剤は農薬取締法に基づいての表記になります。
おのおの各法律に基づいての表記で責任はその範囲になります。
後は使う人の責任と言う事になります。

私の気持ち

このやりとりから、Facebookグループでみんなの見ている前で、
これ以上は控えました。
このCさんは、いろいろお詳しいようですが、
成分としての重曹が「同じ」と書いた私の文が、
「商品全部同じ」とも読めるとでもいいたげ、です。

私の原文が不正確な部分もあるかもしれませんが、
私の原文読んで、成分同じだから、商品も全部同じ、
農薬としてのハーモメイト水溶剤を
医薬品として飲んでいいんだね、
食品添加物の膨らし粉として使っていいんだね、
と思いますか?

そのうえ、重曹という成分が商品の中身によって違うかのように、
言うてます。

Cさんの前では、「同じ」という言葉が使えないようです。

同じ人間だ(動物とは違うという意味)、
同じ人物(私、父親、おじいちゃん、夫)、
同じ100円玉(同価値、同じ商品と交換可能の意味)、
これら「同じ」という言葉が、
分子レベルでは違うとか、
本来同じものは世の中に存在しないとか、
いう哲学、禅問答の世界のようです。

このように、言語感覚そのものが、
大きく異なる人とは、
議論そのものが成り立たない気がします。
まずは、言葉の定義を決めてから、
話を始めないといけないようです。

勉強になりました。

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