野鳥撮影の方法、コンデジはFUJI FINEPIX F900EXR
2021/03/08
目次
はじめに
野鳥撮影におすすめのカメラと方法をまとめてみました。
私も、30年以上前から野鳥撮影をやっております。
デジタルになってからは、選択肢もひろがり、
手軽さもアップしましたね。
野鳥撮影について、以下の4つの方法があります。
1、コンデジ
2、一眼レフ+望遠レンズ
3、デジスコ
野鳥観察用望遠鏡+コンデジ
4、野鳥観察用望遠鏡+一眼レフボディ
おすすめは1番のコンデジ、
なかでも、私も使用経験あるFUJI FINEPIX F900EXRを
おすすめします。(現在は中古のみ)
以下は私の経験上からのお話です。
追加情報 2018年2月
2017年に出た薄型コンデジの新機種も含め、
最新情報と
実際の撮影事例を多数掲載して
こちらの記事にまとめてあります。
野鳥撮影用高倍率ズーム、薄型コンデジ比較 2017年後半 やっぱりF1000EXRがいい
F900EXRとF1000EXRは、ほとんど変わらないので
同じと思ってもらって結構です。
どちらも、メーカー製造中止のため
中古市場を見て値段の安いほうを買えばいいでしょう。
コンデジのFUJI FINEPIX F900EXRで撮る
現在、私が使っているコンデジは、FUJI FINEPIX F1000EXRですが、
以前はF900EXRを使っていました。
FUJI FINEPIX F1000EXRは、F900EXRの後継機種で、
主な仕様はほとんど同じ、です。
F900EXRは
232gと軽く、散歩しながら撮影するには最適です。
現在は、F1000EXRを使っていますが、
F900EXRのたぶん使いすぎでズーム壊れてしまい、
その時
F900EXRの新品がなく、
F1000EXRに買い替えました。
現在は、FUJI FINEPIX F900EXRも1000EXRも製造中止で
新品はないため、
中古で安いほうのF900EXRをおすすめします。
今日久しぶりにAmazonみたら、
F900EXRが中古で19,160円
F1000EXRが中古で28,900円、
珍しく新品あり新品がなんと49,800円です。
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FUJI FINEPIX F900EXRは、光学ズーム20倍、デジタルズーム68倍と、
35mmフィルム換算では光学500mm、デジタル1700mm相当になります。
ピント合わせの速度がこのクラスでは
一番早く、0.05秒です。
発売から3年以上たつのに一番です。
F900EXRは2013年3月
F1000EXRは、2014年2月発売。
一眼レフも持っていますが、
非常に多くの野鳥写真を、
このFUJI FINEPIX F900EXRか
1000EXRで撮影しています。
このブログの中でも、
8割くらいの写真がコンデジで
撮ったものです。
FUJI FINEPIX F1000EXRか、
旧モデルのF900EXRです。
その後各社から、
同クラスのデジカメが多数出ていますが、
ピント合わせが一番早いのが、
FUJI FINEPIX F1000EXRか、
旧モデルのF900EXRなので、
買い替える理由が見つかりません。
現在の同クラス各社比較は、
こちらにまとまめした。
2016年後半コンデジ比較の結果:おすすめのコンパクトデジタルカメラはFUJI FINEPIX F900EXRです
弱点は動きの速い小鳥
弱点は、やはり飛んでいる鳥や、
動きの速いメジロ、シジュウカラなどの
小鳥では、液晶画面でとらえることが難しく、
ファインダーで追う一眼レフの出番となります。
ネオ一眼とかいわれるグループのデジカメ
このクラスより上の、価格帯で5万円クラスのものでは、
光学ズームだけで60倍というカメラ群も
相当性能をあげてきており、余裕のある方や、
少し本格っぽい撮影したいという方には
いいかもしれません。
ただ、一眼レフほどではないが、
ガタイはでかく、重くなりますので、
それなりの覚悟は必要です。
例
光学60倍 ニコン B700
光学60倍 ニコン P610
光学65倍 キャノン SX60 HS
一眼レフに望遠レンズを付けて撮る
キャノンEOS60D+シグマ70-300㎜ ↓↓↓
いっぱい伸ばしたところ。
フィルムカメラ時代からの
野鳥撮影の定番といえましょう。
ただ、問題点は、いろいろあります。
重い、かさばる、価格が高い、です。
もうほとんど、
吉野家の早い、安い、うまいの逆を
いってる感じです。
まあ、画質はいいんでしょうけど、
どのみち、大きく延ばしてプリントするなんて
ほとんどしないので、
私は画質とか撮像素子など
細かいことはあんまり気にしません。
むしろ、重さとか値段です。
レンズだけで1キロ以上、
2キロ以上するものもあります。
それに伴い、かさもおおきく、
とてもポケットに入るようなシロモノではありません。
価格については、
キャノン、ニコンなどのカメラメーカー純正品だと、
レンズだけで軽く10万円以上はします。
最低でも400mmくらいはほしいところですが、
17万円、なんて価格が平気でついています。
F値の小さい明るいレンズだともっと高く
100万円超なんてものも珍しくありません。
ところが、
ズームだと70-300mmで6-7万円くらいになり、
なんとか手が届きそうです。
さらに、レンズメーカーの
タムロン、シグマ、トキナーなどだと
もっと安く、70-300mmだと
2万円を切る価格で購入可能だったりします。
というわけで、私はシグマの70-300mmを使っています。
こちらです。
キヤノン用と書いてありますが、クリックすればニコン、ペンタックス、ソニー用と
それぞれ出てきます。
SIGMA 望遠ズームレンズ 70-300mm F4-5.6 DG MACRO キヤノン用 フルサイズ対応 509279
そのうえ、このような重たいレンズを支えるには
堅牢な三脚がどうしても必要になってきます。
有名なジッツォの三脚などは10万円くらいします。
これらのことから、散歩しながら撮影なんてことは
できなくなり、
三脚にセットして、どっしり構えて、
熟知したポイントでひたすら
鳥の出るのを待って撮るという、
スタイルが主になります。
私自身は、野鳥ばかりでなく、
昆虫や植物などにも
写真的興味があるので、
キャノンの60D+シグマ70-300mmで、ほとんど
三脚は使わず、手持ち撮影しております。
まあ、できた写真はそれなりで、
財布と相談の結果なので、やむなしと考えています。
おカネと、重い三脚、ボディ、レンズを持っていく気力、
があり、
半日でも1日でも待って撮影するというスタイルの方には、
おすすめです。
私の場合は、ほとんど平地も山も歩きながら手持ちで
撮影するスタイルなので、
300mmまでです。
キャノンEOS60D+タムロン70-300㎜ ↓↓↓
この記事を書いてからたいぶたって、
タムロンの70-300mmマクロという製品がシグマの70-300mmよりも
100g近く軽いという情報を得ました。
Amazonのカスタマーレビューでもまずまずなので、これもいいかもしれません。
いま、私の使っているシグマ70-300mmマクロは、550gです。
これに対し、
タムロンの70-300mmマクロは、
キヤノン用460g(実測)※amazonでは585gとなっている。
ニコン用435g、ペンタックス用430g、
ソニー用430gとなっています。
値段は、今日の見たところ、
11,800円で、
むしろシグマ製品より安くなっています。
こちらです。ニコン用となっていますが、
キヤノン、ペンタックス、ソニー用もクリックすれば出てきます。
TAMRON 望遠ズームレンズ AF70-300mm F4-5.6 Di MACRO ニコン用 フルサイズ対応 A17NII
タムロンの70-300㎜の使用感と撮影事例は
こちらにまとめました。
野鳥撮影初心者向けデジタル一眼用レンズ 1万円台のタムロン70-300mm
デジスコ
(野鳥観察用望遠鏡+コンデジ)で撮る
一番初期のモデル、ニコンフィールドスコープ ↓↓↓
望遠鏡の商品名は、
コーワ:スポッティングスコープ、プロミナー、
ニコン:フィールドスコープなどです。
カメラがフィルムからデジタルになって、
急速に普及しだした方法です。
スズメ大の小鳥でも超ドアップで撮影でき、
羽の一枚一枚までくっきりと写るようです。
コーワのホームページによると、
おすすめのデジカメは
カシオ社製デジタルカメラ「EX-FC100」と「EX-F1」で、
価格はEX-FC100が、18,000円、EX-F1は36,980円(中古)です。
他のデジカメでも、接続ができそうですが、
個々のデジカメごとの
一覧表のようなものもないので、
いま手持ちのデジカメで
接続できるかどうかが不安です。
しかもデジカメ側は
毎年新製品が出ているので、
各製品と部品が
合うのかどうかはわかりません。
望遠鏡とデジカメとの間に、
アタッチメントというか、
アダプターやアダプターリング、アイピースなどが
必要で、
それぞれの部品をそろえると数万円
くらいかかりそうです。
望遠鏡も新規に購入となれば10万円以上はしますので、
合計で20万円弱くらい必要になるでしょう。
あと、当然、超望遠となりますので、
カメラブレは大敵なので
堅牢な三脚が必要となります。
まったくゼロから野鳥観察・撮影を始めるなら
上記のセット(望遠鏡、デジカメ、アタッチメントなど)を
用意してもよいでしょう。
すでに30年以上前に買った望遠鏡や
特に野鳥用ではないデジカメを
持っているし、
三脚必須なので、私としては、
いまのところパスです。
それに、ドアップよりは
野鳥のいる風景写真のような
撮り方のほうが私としては好みなので。
ただ、デジカメや望遠鏡を
すでに持っている私としても
興味あるのが、つぎのようなお話です。
どんな望遠鏡とデジカメの組み合わせでも通用するアタッチメント
龍ヶ崎バードウォッチングクラブでは、
どんな望遠鏡とデジカメの組み合わせでも
6,000円でアタッチメントを
個別に作ってくれるというお話です。
龍ヶ崎市というのは茨城県南部の町で、
広い水田地帯が
広がるシギチ観察に適したところです。
一度だけ、
龍ヶ崎バードウォッチングクラブの探鳥会に
出たことがあり、
その現物を見せていただきました。
このアタッチメントの、優れた点は、
写真撮影時と観察のみのときとが、
一瞬で切り替えできることです。
超望遠撮影で苦労するのが、
被写体の鳥を視野に入れることです。
また、一度視野からはずれた鳥を
もう一度とらえなおすことも
たびたびあります。
通常の観察用接眼レンズをつけたまま、
そこにデジカメをかぶせるように
セットします。
写真撮るときは
接眼レンズとデジカメをくっつけて、
観察だけ、
あるいは被写体探しだけのときは、
カメラを離して、
接眼レンズを覗けば「見るだけ」もできます。
こちらのホームページには、
いろんな望遠鏡と
デジカメの組み合わせの例が載っていて、
いまでは廃版となっている望遠鏡にも
対応していることがうかがえます。
野鳥観察用望遠鏡(商品名:ニコンフィールドスコープなど)+一眼レフで撮る
望遠鏡と一眼レフボディの間に
アダプターをつけて一眼レフで撮る。
これは、フィルム時代に
私も経験ありますが、おすすめできません。
当時の組み合わせは以下のとおりです。
「ニコンフィールドスコープED+アダプター+ニコンFEボティ」
お勧めできない理由は、
レンズが暗くなるため、
シャッター速度が遅くなり、
カメラブレ写真となるためです。
F値は、確か14くらいになって、
絞りを調節できません。
シャッター速度は、そこで決まってしまいます。
天気のいい野外でもF14では、
近くならともかく、
遠くの野鳥を撮るには、
ほぼ使い物になりませんでした。
それと、アダプターをつけて
一眼レフボディをセットすると
バランスが悪く、
望遠鏡側だけの三脚座ではいかにも
グラグラしており、
わずかな風も何メートル先の被写体に
とっては大きな振動となります。
たしか、アダプターだけでも2万円くらいしたと
思いますが、授業料だと割り切りました。
いま、一眼レフがデジタルになっても、
レンズの暗さはかわらず、他のサイトでも
おすすめできないと、書いてありましたので、
やめたほうがいいでしょう。
当時は、コダックのISO64とか100の
低感度フィルムを使っていたこともあり
シャッター速度が遅く
ほとんどカメラぶれの写真が
大量に出来上がるという状態です。
いまは、デジタルになり、
ISO感度も12000なんて
数字もありますから、
もう少しマシになっているでしょうけど・・
上の写真の望遠鏡の右側、接眼レンズを
はずして、アダプター+一眼レフボディとなります。
軽量なコンデジならともかく、
重たい一眼レフをセットすると
バランスが非常に悪く、
おすすめできません。
撮影事例
オオヨシキリ
F1000EXR
詳細データはコチラ
オオヨシキリ 2015.5.24 栃木県小山市
スズメ
F1000EXR
詳細データはコチラ
スズメ 2015.11.5
カワセミ
F1000EXR
詳細データはコチラ
カワセミ 2015.1.17 栃木県小山市
中間まとめ
野鳥撮影のカメラについて
方法としては、以下の4種類あります。
1、コンデジ
私のおすすめはFUJI FINEPIX F900EXR
2、一眼レフ+望遠レンズ
おカネと体力ある人向き
要三脚
3、デジスコ
野鳥観察用望遠鏡+コンデジ
どのコンデジにも合うのか、調べ必要。
要三脚。
ドアップ撮影可。
4、野鳥観察用望遠鏡+一眼レフボディ
F値が14くらいと暗く、
野鳥撮影に必要な1/1000くらいの
シャッタースピードが確保できません。
よって、1番のコンデジ、
なかでも、私も使用経験あるFUJI FINEPIX F900EXRを
おすすめします。(現在は中古のみ)
まとめ
野鳥撮影には、コンデジで相当いけます。
FUJI FINEPIX F900EXRで結構楽しめます。
一眼レフなら超望遠レンズが必要となりますが、
高くて買えないので
シグマ70-300mmのズームレンズが安くておすすめです。
その後、タムロン70-300mmを試して、
シグマより軽くて気に入ってます。
鳥撮影初心者向けデジタル一眼用レンズ 1万円台のタムロン70-300mm
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