好きなことを仕事にする その5 私の場合 りんご編
2018/09/06
【好きなことを仕事にする】 総論
好きなことを仕事にするというコンセプトの
塾に入っていたことがあります。
そこでは、インターネットで使えるスキルを
いろいろ学びました。
参加者は、女性、それも主婦が主なため、
基本的には旦那さんの給料があっての活動という位置づけでした。
だから、旦那さんがいなくても生活できるような金額、
私が思うに月30万円程度を得ようとするとどうなるか、
考えてみました。
というのは、私は男なので、
病気がちの妻にたよるわけにはいかないので、
月30万円くらいが最初から目標でした。
典型的なふたつのパターンで考えます。
1、品物を販売する(物販)。
趣味で作るアクセサリーをネットで販売する。
2、サービスを販売する。
マッサージ師、カウンセリング、美容師など
広告宣伝はネット利用できるが、サービス提供時は
リアルとなるため、自ずと提供人数は限定的となる。
それだけで生活できるような金額(例えば月30万円)稼げるのか?
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各論 その4 私の場合 りんご編 (物販)
いま、私の住んでいる長野県山ノ内町ではりんごを
はじめとする果樹栽培が盛んです。
農業関係の仕事を長くやってきたので、
長野県は青森県につぐりんご生産県、
寒暖差の激しいこの場所は果樹栽培に適している、
くらいのことは、こちらに住むようになった2年前から
知っていました。
ところが、去年(2017年)あるりんご畑で農家からきいたのが
「チャンピオンというりんご」、品種はふじだけど、
ブランド名だという。
ネットで調べたら、農協のつけているブランド名で、
5キロ(約15個)で1万円で売ってるじゃないですか!!!
ひらおのりんご、として昔から有名だそうな。
知らなんだ。
私の住所は山ノ内町平穏(ひらお)、まさにここのりんごです。
チャンピオンは、形や色がすぐれたもので、
チャンピオンという枝、木、肥料、畑がある、わけではありません。
選果場に集まったもののなかから外観のいいのをチャンピオンにしている、
ようです。
ならば、白菜と同様、規格外品があるはずだ。
さがしまわって、ちょっと色やかたちが悪いと等外となって、
ジュースなど加工用になってしまう寸前のをみつけました。
生で食べてみると、すんごいおいしので、
そのままでも勝負できると、思いました。
facebookを中心に呼びかけると、
1か月くらいの間に
5キロ(約15個)箱で、60箱くらい売れました。
お客様からの評判も上々です。外観の多少の悪さなんて、
自家用であればぜんぜん問題ありません。
スーパーに売ってるりんごとぜんぜん違う!!と。
5キロ3000円で、60箱で18万円。
原価率は50%とすると、9万円の儲けです。
安いりんごを18キロコンテナで買ってきて
5キロ計って、箱詰めして、荷札を書いて、宅配業者まで運ぶ。
60箱やってみると、なかなかの仕事量ですよ。
普通に仕事しながら合間に、ですから。
もちろん、ネット上ではつぎのやりとりを60回行います。
受注御礼メール、振込先案内、入金確認お礼メール、
出荷案内メール、到着時には保存方法や食べ方などもメールする。
りんご運びや、箱詰めは友達にも手伝ってもらいました。
ごはん、おごったりもしました。給料払えないのでね。
では、月に30万円の手取りを取ろうとすると、
この約3倍、200箱をひと月でこなさなければなりません。
しかも、長野のりんごは、いいとこ、10月から1月の4か月程度です。
のこり8か月は、リンゴ売りできません。
りんごの売れない8か月×200箱=1600箱を、
りんごの売れる4か月に上乗せして売らなければなりません。
各月400箱の上乗せで、4か月各月600箱売れば、
その4か月は月90万円の収入となり、4か月計で、360万円、
ならして年間平均月30万円の収入となります。
去年ひと月で60箱でしたが、600箱となると、
数字上はゼロが多いだけですが、
普通車でどんだけりんご運べるのか、
箱詰め作業員どうする?、作業員の給料は?
などという規模になってきます。
楽天で注文だけ集めてもさばききれんぞ、・・・と。
でも、これ、りんご農家は、本気でりんごだけで、
やってるってスゴクないですか?
4か月はりんご売れるけど、あとの8か月は
生活費やガソリン代など出ていく一方です。
というわけで、このビジネスモデルは、
限界を感じております。
注文とり過ぎたらパンクする、と。
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対策
こうして考えてみると、
好きなことを仕事というか、
商売のネタにして、自分の好きなことで
お客様によろこんでいただき、
それだけで生活するというのは
なかなか大変そうです。
そんななかで、
私はある方に出会い、
自分の好きなことは続けつつ
商売ネタにしてもいいけど、
別の収入源を確保できると確信しました。
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