日本国道最高地点2,172mと雪の回廊を歩く 長野・群馬県境渋峠付近 2017.4.27
2017/10/11
2017年は、4月20日に、
山ノ内町役場主催の雪の回廊ウォークイベントがありました。
イベント参加費4,000円にはつぎの費用が含まれるという、
なかなか興味あるイベントでした。
湯田中駅からのバス代、ロープウェイ代、ガイド、昼食、きのこ汁、記念品。
でも、その日私は仕事で参加できなかったので、
4月27日、勝手に一人で行ってみました。
平日なので、誰にも会わないかとおもったら、
クルマはもちろん、バイクや自転車で峠までくるひともいて、
ビックリでした。
雪の壁でバイクをバックに自撮りしているオジサンがいて、
バカな人がいるもんですね、と
に話しかけたら、
「死ぬまで治らんよ」と言っておりました。
起点は長野電鉄湯田中駅
湯田中駅8:10発のバスで、渋峠には9:11着です。
バス路線概念図
バス路線は、湯田中駅起点にY字になっており、今日は横手山スキー場を越えて、
渋峠まで行きます。
この図は冬場の路線図なので、横手山スキー場(陽坂)までしか書いてない。
サンバレーより上は、5月7日まで無料なので、
運賃はサンバレーまでの770円×2=1540円で、済みます。
長野電鉄湯田中駅から渋峠行きのバス↓↓↓
白根火山の火山ガスの影響で、バスはすべて渋峠止まり。↓↓↓
リフト営業はしているものの、人影まばらな
渋峠スキー場。↓↓↓
渋峠付近の地図
少し歩けば、ゲートがあり、気温はマイナス4℃です。
この日も積雪あったようで、ゲートは閉まっており、
志賀草津道路と呼ばれる国道292号線は通行止めとなっておりました。
ゲートの前で立ち往生している車の運転手に聞いたら、
いまから草津で仕事なのに帰れず困っているとのこと。
私は、徒歩なので、ゲートの下の隙間から
くぐって歩き始めます。
クルマが通行止めで歩行者天国状態の雪の回廊を歩く。↓↓↓
日本国道最高地点
20分くらい歩いたところで、
日本国道最高地点の石碑が現れます。
遠くに浅間山も見えます。
浅間山↓↓↓
このあたりは、雪の回廊というほどではなく、
片側は谷になっており、
山側が3メートルくらいの積雪です。
群馬県側に入りました。
芳が平湿地群のビューポイントでもあります。↓↓↓
渋峠にある由が平湿地群の説明版↓↓↓
国道最高地点付近から眺める芳が平湿地群 ↓↓↓
いよいよ雪の回廊
標高2119mの看板があり、クルマも置けるスペースがある。
この下が、一番深い雪の回廊状態になっています。↓↓↓
しばらく歩くと、両側が雪の壁になっており、
雪の回廊状態の道路となります。
このころには、道路閉鎖も解除されたようで、
クルマも通っています。
雪の回廊を歩いてみる。
高さは3~4メートルくらいでしょうか。
イベント案内の去年の数字では
7メートルと書いてありましたが、
イベントから7日たって、
雨が降ったりして溶けてしまったのでしょうか。
ほかにも写真を撮りに来た人がいます。
増えだした車に気をつけながら、
車道をどんどん歩くと
中央分水嶺の碑があるところに着きます。
ここからは北アルプス眺めがきれいです。
中央分水嶺から眺める北アルプス、右は五竜岳、左は鹿島槍ヶ岳。
さらに歩くと白根山のふもとのパーキングに到着です。
今日、初めて三脚持って、自撮りしながらだったので、
ここまで約2時間かかりました。
腹も減ってきたので、コシヒカリのおにぎりを
食べます。
これ以上行っても、あまり変化もなさそうなので、
折り返します。
さっきは、気づかなかった山田峠の案内柱がありました。
この辺りは、特に風が強く、真冬の装備が
必要です。
それでも、軽装で自転車で来る人や、
バイクで来る人。
バイクの前で、自撮りしているオジサンなど、
こんなとこ来るのはオレくらい、
と思っていたら結構、人がいました。
平日というのにねぇ。
バイクで来たひと、宇都宮ナンバーだった。
」
国道最高地点に戻りました。
このミニサイクルで、埼玉県の川越からやってきたという、
それでも2時間できたという信じられない青年もいました。
長野群馬県境にある渋峠ホテル、
普通のクルマについている、キャタピラのようなタイヤがすごい。
ホテル前のベンチにて、カップラーメンとコーヒーで
小休止。
風が強くて、火が付きにくいです。
バスの時間までまだあるので、
次のバス停まで歩いてみます。
クルマやバスでは通り過ぎてしまう景色も
ゆっくり眺められます。
奥は浅間山。
笠ヶ岳と戸隠山(奥の白いの)↓↓↓
横手山ドライブインが見えてきました。
横手山ドライブインでは、食事、おみやげ、トイレなど
あり、営業していました。
すぐ横の駐車場からの景色もよく、
信州のサンセットポイントだそうで、
夕方来てみたいものです。
バス停の名前は、のぞき、といい、
渋峠からバスなら3分程度です。
13:16分のバスで帰ります。
バスの後ろに着いたライダーたち。
蓮池でバスは乗り換えです。
蓮池はまだ雪で埋まっていますが、
まわりのダケカンバの根回りは雪解けしています。
一沼もまだ、雪で埋まっているが、
沼の上を歩くのはちょっとあぶないかも。↓↓↓
湯田中に降りてくると桜は満開です。↓↓↓
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